工学研究院<田井 准教授>

(1)実施体制

所属講座は、「工学研究院環境社会部門水圏持続学講座」である。同講座の矢野真一郎教授がメンターとなり、テニュアトラック制教員の研究の遂行状況を適宜相談の上、必要に応じて助言等対応した。
部局内において自立した研究スペースを確保し、部門関連の講義等の負担軽減、講座内の事務補佐員による事務処理サポート、講座内の研究資源の利用、などを提供し、集中的に研究に取り組める体制を確保してきた。

(2)研究計画・概要

テニュアトラック制教員は、気候変動に伴う環境や自然災害への影響を評価し、環境保全と防災という通常トレードオフの関係にある観点の双方を満足する適応技術を開発することを目的としてきた。特に、海洋生態系や人間活動に重要な沿岸域に着目して、現在までに表出している影響の評価や将来気候下での影響予測などの研究を行い、それらの成果を総合することで、包括的に沿岸域における温暖化に関わる問題の解決へ資する新しい学問分野の創出へ向けた基礎研究を実施した。

(3)工学研究院のサポート

工学研究院では、若手研究者育成状況点検委員会を設置し、髙松洋工学研究院長を委員長に、高等研究院からの委員や外部委員を含めて7名で組織した。同委員会により、テニュアトラック制教員の中間審査を実施し、最終審査までの期間に取り組むべき内容のアドバイスを行った。さらに最終審査も同委員会にて実施し、所定の審査基準に則り結論を出す体制を確保した。