マス・フォア・インダストリ研究所<松江 助教>

(1)実施体制

所属部門は、「マス・フォア・インダストリ研究所 応用理論研究部門」とする。
マス・フォア・インダストリ研究所(IMI)長とカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)長を共同代表とし、共同代表が指名するIMI教員、I2CNER教員各2名の計6名からなる「TT教員育成委員会」を設置し、同委員会のIMIおよびI2CNER教員1名ずつ計2名がメンターとなる。
TT教員育成委員会は、年に一度、若手研究者が研究の進捗状況を報告する公開の場を設け、その際には国内外の適任者を招聘し、学問的助言を与える。
部局内において自立した研究スペースを確保し、挑戦する問題によって複数台の計算機を利用するなどの必要性が生じる場合、あるいは、研究補助のための人員(とその居室)が必要となる際には、TT教員育成委員会で検討のうえ、臨機応変にスペースの確保に努める。
また、新着雑誌閲覧、図書の利用、研究情報提供、主要計算機へのアクセス、部門事務室による研究に必要な諸雑務の遂行サービスなど、優れた研究環境を提供する。

 

(2)研究計画・概要

数学解析・数値解析がともに困難な「特異性」を有する、微分方程式の解として記述される現象の存在やその性質を、精度保証付き数値計算を併用することで「証明」するための方法を確立し、数値計算が必須な多くの系の「計算機援用数学解析」の基盤とする。方法論の確立を通して、特異的現象の中に隠れた数学的普遍性の抽出を目指す。
上記の数学研究に基づいた諸科学分野への応用研究として、燃焼科学における乱流燃焼など火炎を伴う現象の安定性・設計・制御の数学的考察を行う。火炎の形や伝搬スピードの理解を通して、ガスコンバインドサイクル発電などに端を発する熱や火炎による次世代発電技術の数学の観点からの基盤形成を目指す。カーボンニュートラルなエネルギー技術の一つの基礎、及び生活に身近な炎の数理を見出す研究として、学際的研究活動を行っていく。